レガスピー市やその周辺は、アウトドアのレジャースポットが 多くありますが、観光や歴史の散策場所も決して少なくありません。

レガスピー市は、16世紀にフィリピン北部が北米大陸の進出拠点で あったことからその太平洋航路の最後の拠点として、栄えました。 長い航海の前の最後の祈りをささげるためか、多くの教会が残されており、 当時の面影を知ることができます。 主な教会としては聖グレゴリオ教会があります。 レガスピー市ではありませんが、マヨン山の噴火による溶岩のあとが 残るカグサワ教会などが有名です。

カフェレストランののスピークイージィでは、少ないながら当時のスケッチや 古いマヨン山の姿などを残したものがあります。 さらには、空港近くにある海軍司令部のあったレニヨンヒルズは、日本帝国陸軍に よって作られたトンネルが残り、防空壕の一部に実際にはいることができます。 このほか、カニ養殖場があり、今後観光客用に公開される予定です。

レガスピー市の境界では2002年の噴火と2006年の泥流によって大きな被害があり 当時の冥福を祈って小さな祈りの場が作られています。 そこで当時の犠牲者の冥福を祈りつつ、富士山の姿とかわらぬ活火山の猛威と 流れてきた巨岩をみることができます。

レガスピ市の最大のお祭りが、毎年10月におこなわれるイバロンフェステバルとよばれ、 その土地の古くから伝わる伝承の風俗の怪物や妖怪の姿をして 市民たちが市中をねりあるきます。